先日の日本経済新聞(2010/04/18)に、市川浩さんが開発した「歴史的仮名遣変換ソフト 『契沖』」と合わせて、人となりが紹介されていました。
市川浩氏は、1946年に吉田茂内閣が「現代かなづかい」とともに、新字体を採用した「当用漢字」が告示され、当時、中学生だった市川氏が、宿題で出された谷崎潤一郎の「細雪」を現代かなづかいで書いたときの「喪失感」が心の中にあったそうです。以来、私的な文書では歴史的仮名遣いを守ってこられたそうです。
住友金属工業を退社後、1987年に印刷ソフト関係の会社の社長に転じたときに、この「歴史的仮名遣変換ソフト」を思いたったそうで、以来、バージョンアップを重ねて、この変換ソフト「契沖」(けいちゅう)は関係者の間では有名なソフトだそうです。
●記事の《pdfファイルはこちら》
●市川浩さんが主宰されている、「歴史的仮名遣い変換ソフト『契沖』」を製作しているソフト会社 「有限会社 申申閣」のホームページはこちらです。